作家/勝目梓さん/20年3月3日87歳で死去

プラネマン4

2020年03月14日 23:04

作家の勝目梓さんが3月3日87歳で死去したことがニュースになっていました。

現在ではネットが普及したりでほとんど本を読みませんが東京に住んでいた1980年代後半は電車の中で本を読んでいました。

僕は格闘技が好きで書店で「かませ犬」や「地獄のテンカウントゴング」を読んで勝目梓さんに興味を持つようになりました。他に「鬼の棲む場所」という作品は主人公がボクサーだった記憶があります。

「夜を真昼に」という作品で勝目梓さんの世界にはまってしまいました。主人公沖島雄一は父親が役人でしたが上司のせいで自殺しました。沖島雄一は東大に受かりながらも辞退してトラックの運転手をしながら生計をたてていました。大家が個人タクシーの運転手をしており1日だけ無断で代行したら襲われある事件を紐解いていくストーリーで当時は粗暴な振る舞いに憧れ勝目梓さんの本を貪り読みました。

平成元年頃の話で記憶違いもありますが…

4月の風は鉛色/ステーキハウスを経営するマスターは気に入らない客にはまずいものを出して来ないように仕向けますが主人公とは仲が良くいろいろなことを調べてストーリーを盛り上げてくれました。

処刑台の昏き祭り/主人公は空手をしていた記憶が…敵である女子大生の娘との逃亡劇にワクワクした記憶があります。

わが胸に冥き海あり/ヒロインが漆を使ったアニメをつくり哀しい恋の話だった記憶があります。

夜のアラベスク/新興住宅地に家を建てて引っ越したら隣人がかつて不倫をしていた上司と部下だった

逃亡原野/北海道が舞台で当時北海道に行きたかったので夢中になり読んだ記憶があります。

午後の幻聴/函館が舞台

地獄の狩人/3部作で女性と車で焼かれてしまう切なさが印象的でした。

勝目梓さん数々の感動をありがとうございました。ご冥福を祈っています。

関連記事