お蕎麦食べきれず申し訳ありません/こすげ亭

プラネマン4

2020年06月04日 22:05

子供の頃から親しんだイトーヨーカドーが6月7日で閉店になり寂しいです。

5月27日は地下フードコートにあるこすげ亭さんに行き富士山山盛り蕎麦を食べました。

3人前あるそうで閉店の記念にチャレンジしましたが2人分でギブアップしました。

店員さんに持ち帰りたいことを話したら保健所からの指導でダメだと言われ泣く泣く捨てることになりもったいないことをしました。

一生懸命お店を切り盛りする女性スタッフにお詫びをしながら帰りましたがこれと似た経験があったことを唐突に思い出していました。

僕は高2の春休みに部活の先輩から旧ダイエーの専業コーナーでバイトしないか?と言われ断れずにしばらくすることにしました。

旧ダイエーのスタッフの人は良い人で僕が大学進学を理由にバイトをやめるときに旧ダイエーの向かい側の寿司屋で送別会を開催してくれました。

同年代のバイト仲間と仲良くなりお金は交友費で消えてしまいましたが高校生にしては金回りの良い時期がありました。

当時は1985年で長野駅は善光寺の形をした駅舎で現在より規模は小さかった記憶があります。

東口もロータリーがあるだけで現在より寂しかった記憶があります。

時々バイト仲間と東口に行くと駅蕎麦屋があり中で年配の女性スタッフが働いているのがいつも見えました。

僕は1度ざる蕎麦を食べたことがありました。お金は前払いで全部食べきれずそのまま出てきたことがありました。その時は無駄話もしないで黙々と働いている女性スタッフに申し訳ないと子供心に思いました。

その後はバイトで稼いだお金は使い果たし受験勉強のために出歩かなくなり高卒後は上京、数年後にはオリンピックが決まり駅舎がきれいになり蕎麦を残した罪悪感を忘れて行きました。

こすげ亭さんのスタッフと東口の駅蕎麦屋の女性スタッフが重なりちょっと胸が痛くなりました。

タイムマシンがあったら1985年の東口の駅蕎麦屋さんに行き蕎麦を食べてからごちそうさまと言ってみたかったです。

その頃からイトーヨーカドーは営業しており凄いと思いましたが昭和から続く歴史が途切れる寂しさも感じました。

こすげ亭さんの女性スタッフの閉店後のご多幸を願いながら地下フードコートを後にしました。

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