2019年09月22日

びんずるの日/ピアニストと歌手の悲恋/COLD,WARを観る

僕はかつてはびんずるには全く興味がありませんでしたが普段は元気の無い中心市街地が賑やかになりかつての賑わいが甦ったような感覚が好きで楽しむようになりました。


今回のびんずるは第49回目になります。今年相生座創立100周年を迎えた長野ロキシーさんは第1回目からびんずるの賑わいを観てきたのだと思うと親しみを感じます。


僕の勤務先では踊りに参加しましたが僕はスルーして街の賑わいを楽しみに行きました。同僚や上司には踊りに行かないがロキシーさんに映画を観に行くと話したところ不思議な顔をされました。


そんな中で観た映画はポーランド映画/COLD,WAR/あの歌2つの心を観ました。


冷戦時のポーランドで恋に落ち時代に引き裂かれたピアニストと歌手の物語でした。カンヌ映画祭監督賞受賞、ヨーロッパ映画祭5部門受賞でイーダで第87回アカデミー賞を受賞したパヴェウ・パヴリコフスキ監督が制作しました。


第二次大戦後のポーランドで州が後援する音楽舞踊団を率いていたヴィクトルはオーディションでズーラという女性に会いました。ヴィクトルは若く野心家のズーラに興味を持ち2人は恋に落ちました。


その後ヴィクトルは東側諸国のツアーと引き換えにスターリン主義のプロパガンダを入れるように当局から圧力をかけられました。ヴィクトルは舞踊団が東ベルリンを訪れた際にズーラと西に亡命する計画を立てましたが落ち合う場所にズーラは現れずヴィクトルは単独で国境を超えました。


その後ユーゴスラビアやパリでズーラとヴィクトルは再会しました。お互いに違ったパートナーが居たり知り合った頃と環境は違くなりましたが2人の絆の深さが印象的でした。


モノクロ画面から感じるノスタルジックな感じやストーリーの3割から4割は音楽が絡みクラシック系の音楽が好きな僕は満足出来ました。終わり方が何とも切なく強烈な余韻が残り観に行って良かったです。びんずるの日に素敵な大人のムードの映画が観れ良かったです。


この映画は地上波で上映されることは無いと思うし一般的な人は知らないと思いますが名作に触れますますロキシーさんに親しみや映画の深さを感じたびんずるの日になりました。  


Posted by プラネマン4 at 10:02Comments(0)音楽がメインの映画びんずる